9 :名無しさん 22/12/07 20:08 ID:JHgELumf,i (・∀・)イイ!! (1)
主婦・Aさんの一人娘であるBちゃんは、今年の4月から小学生。
最寄りの小学校まで1駅、毎日電車通学です。
最初の数日は、Aさんは別に切符を買い、
小学校の最寄り駅までBちゃんを送っていました。

やがて、Bちゃんも電車の乗り方に慣れてきたので、
次の数日は乗車駅のホームで見送ることにしました。
そして、このまま特に問題がなければ、段階的に見送りの距離を縮め、
5月か6月頃には、自宅玄関での見送りで済むようになる筈でした。

しかし、残念ながら、ある問題が発生してしまいます。
毎日、線路を挟んで反対側のホームから、
見知らぬ成人男性が、AさんとBちゃんを毎日凝視していることに、
Aさんは気付いてしまったのです。

あの男は何だろうか。こちらを見つめる視線は普通ではない。
もしかして、小児性愛者ではないか。
まさか、うちの子を狙っているのではないか。

その男も毎日同じ時間に現れているのですから、
都会なら、まずは電車の時間をずらすべきでしょう。
しかし、小学校に電車通学しなければならないような田舎では、電車の本数も少なく、
1本後の列車では遅刻してしまいます。
かといって1本前の列車では、学校に着いてもまだ門が開いていません。

勿論、まだ何の事件も起きていないどころか、
単に視線が異常なだけで、他の実害は今のところ無いのですから、
警察に相談しても無駄でしょう。

やむなく、Aさんは私立探偵に依頼し、その男についての調査を依頼します。
あの男は小児性愛者なのかどうか、どのような犯罪歴があるのか。
もし、小児性愛者でもなく犯罪歴も無いならば、あの異常な視線の理由は何か。

探偵の調査には半年以上掛かり、その間、
Aさんはずっと、ホームまでの見送りを続けざるを得ませんでした。

そして12月。
あの男は小児性愛者ではなく、犯罪歴も軽微な交通違反しかないこと。
あの異常な視線は単に、彼の顔面がそのようにできているだけで、
彼にとっては日常的な風景を眺めるときの表情に過ぎないこと。
探偵はこれらの事実を、様々な場面での彼の画像や動画、数テラバイトをもって立証しました。

この報告に安堵したAさんは、やっと、
Bちゃんの見送り距離を、再び縮めることができるようになったのです。

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そんなふうに考えると、4月から12月まで8ヶ月間もずっと、
小学生のわが子を、母親が駅のホームまで送り続けなければならなかった原因の一つには、
毎日その様子を見つめていた>>5の存在もあるのかも知れない。

観察という行為は、しばしば、観察対象に大きな影響を及ぼすものである。


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