8 :名無しさん 05/06/27 15:07 ID:f89a3bef7f (・∀・)イイ!! (4)
朗報だ。
この手を使えば、人類をゲロの味の苦しみから解放することが出来そうだ。

ミラクルフルーツ【Richadella dulcifica】酸味→甘味へ
   西アフリカ産のアカテツ科の灌木である植物。miracle fruit 、miraculous berry 、miraculous fruit 、
  sweet berry などと呼ばれる。長さが約 2 cm の楕円形の赤い実をつける。この実の中には大きな種が 1 個あり、
  周りを薄く果肉が取り囲んでいる。この実の味覚変革作用は、1852 年にイギリスの外科医ダニエル(Daniell)に
  よって初めて薬理学の雑誌に報告された。しかし、1965 年にアメリカのイングレット(Inglett)がとりあげるま
  で、関心を示すものはいなかった。この実を 1 〜 2 分程、口に含んでから、酸味のある食べ物(レモンなど)を
  食べると数時間酸味を甘く感じる。この味覚変革には、有機酸、無機酸の区別はない。
   アフリカ西海岸の原住民は、何世紀も前から Kankies と呼ばれる酸味のあるトウモロコシパンを食べやすくし
  たり、酸味の強いヤシ酒やビールを甘くするためにこの実を利用してきた。

   ミラクリン
     栗原によってミラクルフルーツの果実から単離された味覚変革タンパク質(taste-modifying protain)。
    ミラクリン(miraculin)という名は、Brouwer によって名付けられた。
     191 個のアミノ酸からなる一本鎖のポリペプチドで、約 14 % が糖(マンノース、ガラクトース、キシロー
    スなど)を含む分子量 24,600 〜 44,000 の糖タンパク質である。ミラクリン自体は、無味であるが、ミラ
    クリンを 3 分間ほど口に含んでから、0.1 M のクエン酸溶液のような酸っぱい物を口にすると、強い甘味を
    感じる。この時感じる甘味は良質の甘味である。1 μM のミラクリンを口に含んだ後、0.1 M のクエン酸を
    味わうと、0.4 M のショ糖に近い甘味を感じられる。作用は、2 時間ほど持続する。
     ミラクリン溶液と酸味物質を混ぜて、しばらく置いた溶液を口の中に入れても、甘味は感じない。このこと
    から、ミラクリンは酸味物質を甘味物質へと変えるのではなく、味覚器に働いてその機能を変えることが判明
    している。この作用機構は、ある程度推定されているもののまだ決定されてはいない。
     ミラクリンの作用中に甘味を感じなくするギムネマ酸を作用させると、再び酸味を感じるようになる。この
    ことからもミラクリンは、酸味を減弱させているのではなく、強力に生じる甘味により酸味を感じなくさせて
    いるということが分かる。
     1 個のミラクルフルーツには約 350 μM のミラクリンが含有されている。ミラクリンは、受粉後 8 週目
    あたりから果肉内に多量に生合成される。ただし、ミラクリンの生合成に関わる mRNA は、遅くとも受粉後
    3 週目から存在している。葉や根では、上記 mRNA は合成されないためミラクリンが合成されることはない。



ギムネマ・シルベスタ【Gymnema sylvestre R. Br.】甘味→無味へ
   インド原産のガガイモ科のツル性植物。属性の Gymnema は、gym- (裸の) と nema- (糸) との合成語で、
  雄しべのずいが裸であることからつけられた名であると言われている。種名の sylvestre は、ラテン語の silva
  に由来する語で、林あるいは森を意味する。灌木に絡むようによじ登り、その頂上付近を這うように成長する。
   多年草であり、乾期のうちは葉を全て落とすが、雨期が始まり、水分が土を潤すと、根から芽を出し始める。
  また、ばらまかれた種子も同時期に発芽する。豊富な雨と湿潤な環境であれば、芽は一気に成長してツル状となり、
  他の物に絡み付き、長さは 3 〜 4 m にも達するという。
   ギムネマの葉は、十分に成長してから採取し、乾燥させて使用に供する。この葉を数枚口に含んで、1 〜 2 分
  噛んで吐き出した後、砂糖水を口に含むと甘味をまったく感じなくなっている。この効果は、ショ糖、サッカリン、
  サイクラミン酸、ステビオシドなどの甘味物質に及び、1 〜 2 時間は持続する。葉は大分苦い。
   科学的な最初の記述は、インドに駐在していたイギリスのエドワース大尉の記録であると言われている。

    ギムネマ酸
      1887 年にイギリスの化学者フーパー(Hooper)によって粗精製物が単離され、ギムネマ酸(gymnemic acid)
     と名付けられた甘味抑制物質。
      1967 年にドイツの化学者シュテックリン(Stocklin)らは、ギムネマ酸の基本骨格が炭素の環状に複雑に
     繋がったトリテルペンからなる。そして、この骨格には、ブドウ糖の分子に似た D-グルクロン酸や数種の
     脂肪酸が結合していることが明らかにされた。さらに、結合している脂肪酸の数や種類によって、ギムネマ
     酸には 4 種の異なる分子構造を持った物が存在することも明らかとなっている。
      同時期に栗原は、分子構造の異なる 4 種類のギムネマ酸の構造と甘味を抑える作用の強さとの関係を調
     べ、人間の甘味感受性を最も強く抑制する物をギムネマ酸 A1 と名付けた。
      ギムネマ酸の甘味抑制効果は、舌をよく水で洗い流しても、数十分持続する。このことから、味覚受容体
     に強力に結合していると考えられているが、その作用機構はまだ決定されていない。
      ギムネマ酸を摂取後は、数時間に渡って腸管からのブドウ糖の吸収を抑制することが明らかとされている。


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