45 :名無しさん 13/08/10 22:30 ID:oN0kK.Uok4 (・∀・)イイ!! (1)
>>43
それではお言葉に甘えまして……。
基本的にクローン羊ドリーの死因は人による安楽死です。
学説によると「テロメアの短さはクローンすればするほど長くなるので問題
ない」とのことですがそれ以上に細胞の異常によりガン等の疾患のリスクも
高くなるであろうことが推察されています。
同一の遺伝子を用いているのですからそれだけ危険度は増加しています。

当然それを食する生物、つまり我々人間が食べてもリスクは上昇します。
(これが人間であったとしても家畜であっても基本は同じです)
この事からクローンによる畜産、及び臓器移植について危険視されている
のが現状といえます。

しかしドリーの時代から人の科学技術、及び日本の医療技術は進歩していますので
マウスでの赤子の生成には成功しています。
問題はそれだけではなく実際問題、マウスではなく我々人間は遺伝子がマウスより
より高度かつ複雑なので人の赤子をこれで作るとなると不安定な要素が発生し最悪、
生涯死にかけの赤ちゃんが産まれてしまいます。
だからこそもっと確実かつ明確な研究データを得るためには先の学者が学会で述べた
通り「ならば何故ホムンクルスを作って何が悪いのか。所詮人も家畜も皆同じ。科学と医療技術発展のためには仕方無い」
の言い分になります。
彼等クローン推進派によると
「実験と研究を続ければいずれ必ず全ての病人や障害者、ひいては子供のいない家庭も満たされる。それを目指して何がいけないのか」
実際、研究を続けさえすれば確かに倫理的な問題を完全に置けばちゃんとした身体的にも問題のない子供も作れるのは目に見えていることでしょう。
病気発生のリスクは現段階ではあります。同一の遺伝子によって単一生物で子孫を残そうというのですから当然です。
(要するに将来クローンが産まれたとしても最初は風邪とかでもポックリ死にやすいということ)
結局、マウスじゃ上手くは行っていても人じゃ実験を繰り返さない逆に無理ということですね。
当然、カトリックや他の宗教からの反発は予想以上に凄まじいものがありそれが先に述べた法案になる訳です。

余談になりますが。なので人の卵子の生成、及び精子の生成は研究が途中で中止されているため、
何より先にも述べた通り不安定な要素が余りに大きいため世界的に禁止されているのはご存知の通り。
そして女性が一生のうちに卵子を作れる大体の数量は決定されています。
だから「精子バンク」と対になる「卵子バンク」も存在している訳です。
(擬似的とはいえ母親となる方の胎内にて受卵及び受精を行う訳です。
この行為を一種の不貞行為と同じなのではないか、と言う人もいます)

だから極論ですが現在は……受精卵の人権を認めるかどうかが議題に昇っています。
(宗教家によれば「今は人ではなくともいずれ赤子として産まれて来るのなら人権はあるはずだ」なのだそうで)
簡単にではありますが一応回答になったでしょうか?


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