2 :名無しさん 24/01/07 21:21 ID:VI4lHijOqV (・∀・)イイ!! (1)
(a)
この設問の状況だけでは、
「まひろがこのまま平安時代へ帰らないと歴史が変わってしまいます」
という説明自体が誤っている可能性がある。
彼女が平安時代から失われた後、戻らないままで歴史が進み、
それが現在の世界を形作っていることは充分考えられる。

(b)
歴史が変わってしまうという説明が事実であったとしても、
彼女のいた世界線(タイムライン)と、現在の世界線とが異なっており、
現在の世界線には何の影響もないということも考えられる。

(c)
彼女のいた世界線と現在の世界線とが同一であり、
彼女を平安時代へ帰さないと、この世界線の歴史が変わってしまうとしても、
設問の「あなた」という一個人の視点から見れば、別段差し支えはない。
「あなた」に何らかの特殊能力があるという説明はないので、
もしも、この世界線の歴史が変わってしまったとしても、
他の大多数の一般人と同様に、「あなた」も、その変化を認識することはできない。
認識されない変化は、発生していないのと同じである。

(d)
選択肢など内容の全体を鑑みると、このアンケは
NHKの大河ドラマ『光る君へ』を念頭に置いたもので、
>>1としては、「まひろ」は紫式部であり、彼女を平安時代に戻さないと
『源氏物語』等の作品が存在しなくなってしまうという考えなのだろう。

しかし、そうだとすると、いま「あなた」の目の前にいる彼女は、
まだ『源氏物語』を書き上げていない状態である。
「あなた」が、彼女の正体が紫式部であると気づいたならば、
まず、『源氏物語』等の実在を確かめれば良い。
実在しているならば、(a)説か(b)説でほぼ確定であり、
彼女を平安時代に戻さなくても、特に問題はないことになる。
また、実在していないならば、それは(c)説の流れになり、
「あなた」は、そもそも『源氏物語』等の存在を思い出せない。

(e)
(d)説の派生として、現在の世界線の歴史が変わってしまうこと、
あるいは、既に歴史が変わってしまっていることに、
「あなた」だけが、何らかの特殊能力によって気付くとする。

しかし、その変化は、『源氏物語』の消滅や、
本居宣長の『源氏物語玉の小櫛』の消滅、瀬戸内寂聴による現代語訳の消滅など、
主に文学史上における変化である。
そして、「あなた」が依然存在しているということは、
歴史の変化は、「あなた」自身の存在に関わるようなものではなかったと言える。

(総括)
以上を鑑みると、
「あなたはまひろを過去へ帰すために協力しますか」という設問に対しては、
 ・まひろ自身が、どれくらい、平安時代に帰りたがっているか。
 ・陰陽師から示された「ある事」の、具体的な内容や難易度。
 ・「あなた」が、歴史の変化やその可能性を認識できているか否か。
 ・前項を認識できているとして、「あなた」がそれを許容できるかどうか。
 ・まひろを現代で暮らし続けさせる場合の、現実的な諸問題。
  (戸籍や健康保険、衣食住の費用負担、働かせるかどうかなど。)
……といった、この設問で明示されていない事項を充分吟味し、
全てを天秤にかけて判断すべきであろう。


(個人的意見)
目の前にいる「まひろ」が、紫式部だと確信できたならば、これほど面白いことはない。
彼女は現代の日本語を話せるが、まず、読み書きも教え込んで身につけさせる。
そして、現代の小説や漫画やアニメや音楽など、様々なコンテンツに触れさせる。
そうして現代日本の文化を学んだ彼女が、一体どのような作品を産み出すか。

いくら歴史が変わろうと、人間1名の面倒を見る費用などの諸問題があろうと、
彼女がどんな作品を創り上げるかという興味の前には、些末なことである。
彼女が、よほど強く元の時代に帰りたがらない限り、
私なら、彼女をこのままこの時代にいさせて、自由に創作ができるよう尽力するだろう。


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