51 :名無しさん 08/01/31 15:37 ID:mTBLDpx,Zj (・∀・)イイ!! (1)
>>46
言いたいことの着眼点がなんとなくわかってきたよ。
かつて日本が辿ったような食の安全に対する轍を中国に踏ませるかどうか
ということだよね?
それは結局中国次第なんじゃないの?

ただかつての日本の食の安全問題と現在の中国の問題を同列で比較するには
大きな相違に注意しなくてはならない。
当時の日本は農業輸出国としては現在の中国の足下にも及ばないということ。
問題のある商品の生産者と消費者がより均一な文化や価値観を共有しているか
否かによって問題の本質は大きく変わる。
カネミ油しかり、チクロしかり、それらが自国の消費者に受け入れられないことを
生産者は勿論、社会全体が即座に悟った。結果として訴訟、不買、法整備などがあった。
特定の社会において認められないものが別の社会では充分まかり通るという事例は
少なくないし、また逆もある。
そのいい例がチクロ。日本では60年代に使用が禁止されたこの添加物が
中国ではいまだに当たり前に使われている。
そういう意味でなら中国はご指摘の意味通りの「確信犯」なのかもしれないよ。
「え、なにが悪いの?」的な。
チクロの件を敢えて「見過ごす」というのなら日本は同じ過ちを「見過ごしている」と言えるだろう。
では見過ごさないために日本はチクロの危険性を中国に向けて積極的に唱えるべきか?
更にはチクロの使用禁止を訴えるべきか?
そのどちらも効果があるとは考えにくい。チクロの危険性がどの国にとっても
周知の事実となって久しい。それを中国政府がこれまで放置しているのは
「危険」に対する意識が異なることに他ならない。
そういう危機意識を持たないまま外から押し付けられた対応策が
どれだけの効果をもたらすのか。

強調しておきたいのはこの問題には単に農薬・添加物の問題に留まらず
中国社会の抱える構造的な問題が色濃く反影されていそうだぞ、ということ。
「安全」や「モラル」の問題がどの国でも起こりうるのは言うまでもない。
しかしそうした問題を頻発させやすい「危うい構造」を無視して
表層の事象のみに目を奪われていてはそれこそ「禁輸」などの対症療法的な対応しかできない。
逆に「なぜこういう問題が起きているのか」という本質的な部分に目を向ければ
問題を解決する近道になる。その解決のために日本ができる限りの協力をしたほうが
よいということは認めるが、あくまでその解決に対し主体性とスピードを求められているのは
中国に他ならない。


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